カナダ産製材品2年ぶり下落 ウッドショック緩和の兆しも
米市場急落で 国内は高値圏、なお住宅コスト圧力
住宅の壁や床に使うカナダ産木材の対日価格が2年ぶりに下落に転じた。製材品の10~12月期価格は7~9月期に比べ2割安い水準となった。世界的な木材高騰「ウッドショック」を引き起こした米国で相場が急落したことが大きい。国内でもウッドショックに緩和の兆しが出つつあるが、依然高値圏のため住宅業界のコスト負担は当面重い。
ツーバイフォー(2×4)住宅に使う指標のカナダ西部内陸産SPF(トウヒ・マツ・モミ類...